
平成3年(1991年)にユーランド浴室用回転椅子の開発を始めました。
当時の介護福祉の社会背景は下記のようになっていました。
| 1980年代 | 寝たきり老人のことが社会的な問題となってきました。 |
| 1989年 | 国の施策としてゴールドプラン(高齢者保健福祉推進十か年戦略)の策定と施設の緊急整備と在宅福祉の推進。 |
| 1990年代 | 民間の介護付有料老人ホームが開設され始めました。しかし、大変高額でした。 |
| 1990年代半ば | デイサービスセンターが開設され始めました。 |
| 2000年 | 介護保険が施行されました。 |
平成3年当時は、今のような介護老人福祉施設もデイサービスもなく、訪問入浴介護は当然のことながらありませんし、 寝たきり老人や介護の必要な高齢者、足腰の不自由な人を楽に入浴させることが、介護をする人の悩みでした。 そういったともありまして、ユーランド浴室用回転椅子を開発し商品化するに至りました。
ユーランド浴室用回転椅子の開発の課題点
@上下に高さ調節
・身長に合わせて、椅子の高さ調節ができる(椅子高さの範囲内)。
・体の不自由な人に対して、“浴槽への移動を容易にする”ためにバスタブのフランジに合わせた高さに調節できるようにする。
A座面が360度回転
・足腰の負担を軽減するために座面が自由に回転できるようにする。
・体の不自由な人に対して、座面を回転させてそのまま良くそうに移動もできる。(介助者の負担も軽減する)
・シャワーを固定し、椅子を回転することによって、一人でシャワーができる。
A安全設計の留意点
・座面の回転・・・安全のために座面の中心に体重を掛けた時だけ回転する。
・不用意に座面に触っても、回らない。
・全体に丸みを持たせた安全フォルム。
・座面と底面に滑り止め素材を使用。
・素材は防菌・防カビの清潔素材(ポリプロピレン)を使用。
・耐荷重100kg以上(実際は座面を下げた状態で897kg)
C将来への展開が可能なデザイン
関係各社の役割分担
(株)佐藤工業デザインで回転椅子の機構を考案し、特許を取得いたしました。
川崎化工(株)で製造することになりました。
(株)エイブル企画で特許の管理をし、総発売元として新製品を発売することになり、
マスコミ対応、商品の普及に努めました。

